こんにちは。対人関係療法を専門にカウンセリングをしています、島崎です。
今日は、時間に追われないための方法を伝授します。
・頭の中がすぐいっぱいになる人
・「時間がない」と思っている人
・焦って思考がストップしてしまう人
・もう全部投げ出したくなる人
そんなあなたに、少しでも過ごしやすくなるヒントをお伝えしたいと思います。
時間がない人=すぐに答えが欲しい人
だったりもするので、さっそく方法をお伝えします。
1.優先順位の付け方
2.時間の区切り方
3.気持ちのコントロール方法
4.心の安定方法
5.とりあえず継続してみること
1.優先順位の付け方
1番面倒な仕事、時間がかかりそうな仕事を先に終わらせる。
頭の中で整理することが苦手な人は、面倒な仕事を後回しにする脳の特性を持っている場合があります。しかし、その仕事をしなければいけないと頭では分かっているため、不安になりどの仕事も中途半端になってしまいます。つまり、仕事が終わるかどうかという不安が焦りのエネルギー源になっているのです。
さらに、焦っている時は1日のプランの中に色々な予定をいれる傾向があります。そのため、時間が足りず仕事が中途半端になるのです。面倒な仕事はあなたが思っている倍の時間を取ることをお薦めします。これを繰り返していると自身に合ったプランの立て方が分かってくるので、まずは時間をたっぷりつかって面倒な仕事に向き合いましょう。
そして、必ずその時間で終わらせるように集中してください。
2.時間の区切り方
1で説明をした、「面倒な仕事に時間を多く割く」というのは、仕事量が多い環境では難しい場合があります。その場合、時間を区切ることでさらに効率よく動くことができます。
仕事に追われている場合、いつもは1分ほどでできることも手がつけられず、他の人に迷惑をかけることがあります。そのなると、職場での人間関係にも問題が生じることは容易に考えられます。
では、どうしたらよいのでしょうか?
これは、1つの例なので、読者の皆さんのタイプを検討されて自分流にアレンジしてくださいね。
例1)
朝が得意なAさん
朝が得意な場合は午前中に面倒な仕事を終わらせる
時間がかかりそうな会議の資料、研修レポート等
昼食を終えてから1時間はすぐに片付く仕事をする
メールのチェック、簡単な資料の記入、雑務等
夕方は疲れもでてくるので単純な作業、もしくは人と一緒に行う仕事をする
例2)
夜が得意なBさん
朝が苦手なため、午前中のうちにすぐに片付く仕事を行う
メールチェック、1日にしなければいけない仕事の把握等
昼食を終えてからの数時間は他者と関わる仕事を行う
夕方からのほうが集中しやすいため、面倒な仕事は夕方に行う
これは、ほんの1例に過ぎませんが、大切なことは例通りに行動することではなく、時間を区切り行動することです。
1日の生活の中に、意図的に雑務をこなす時間を入れることで仕事の渋滞を防ぎ心の安定を取り戻すことができます。
3.気持ちのコントロール方法
時間に追われている人は、感情を整理することも苦手です。そのため、「なんかもやもやする」から「あの人のあの態度は許せない」まで、どこまで自身の気持ちを理解できているかは別としても、その気持ちの渦に巻き込まれやすいです。
私たちは感情がある生き物ですから、イライラしたり嬉しくなったりして当然です。しかし、感情のコントロールができず仕事に支障がでるのは問題です。なぜなら、後々そんな自分自身のことを責める場合があるからです。
人は感情が高ぶると、冷静な判断がつかず誤った選択をしてしまう場合があります。
最悪は状況を防ぐためには、意図的にそのことを考えない時間を作ることが大切です。そのために、何も考えずに没頭できる作業を5分間行いましょう。コーヒーを飲む、ストレッチする、廊下を歩く、机の上を整理する、シュレッダー等がお薦めです。一旦寝る場合は必ずアラームをかけてください。
4.心の安定方法
計画を立てること、じっくり考えることが苦手な人は話も長くなりがちです。けれど、実は話しながら自分で気持ちを整理するスキルを持っています。
仕事での不満や日常生活の愚痴は、話す場があるからこそ心の安定が保たれるのです。そのため、話す場を用意しておきましょう。
お薦めは、家族や親友です。話せる人がいない人はカウンセリングの活用もお薦めします。
5.とりあえず継続してみること
時間に追われないための近道は、1~4をとりあえず続けてみることです。
これが1番難しいです。
時には「できない」と匙を投げても構いません。完璧である必要はないので、「今日は1つだけする」という形でも良いので続けてみましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
皆さんにとって少しでも役に立つ情報になることを祈って。