睡眠がもたらす、美容と子どもの発達への影響

こんにちは。6歳のやんちゃな息子と日々てんやわんや暮らしている元大手BA(ビューティーアドバイザ―)ゆいです。

皆様は「精神美容」という言葉を聞いたことがありますか?

心の状態が肌に出ているというもので、疲れていると肌荒れがしやすい状態のことです。「精神美容」=心の状態が肌なのであれば、肌の状態が良い=心の状態も良い

ということになります。

実際、化粧行為による満足が自己肯定感を高め、それによって気分の落ち込みが低下することが研究の結果、明らかになっています。

また、心理学的にもメイクの効果によって「不安を減らす」「ポジティブな心理的効果を促す」「リラックスや安心感が高まる」と言われています。

子どもたちのためにも私たちがまず、精神的に安定できるといいですね🌟

目次
1.睡眠の影響力
2.でも、たっぷり睡眠時間が取れない

1.睡眠の影響力

.。o○私の実体験。o○

現在、小学1年生の私の息子は今年の6月に扁桃摘出術で肥大した扁桃腺を取ってきました。

それまで、息子は大きな扁桃腺の影響で、気道が塞がり十分な酸素が吸えず小児睡眠時無呼吸症候群(イビキ・呼吸が止まる)になっていて、毎日がとても辛そうでした。

小児睡眠時無呼吸症候群によって以下のような行動や成長発育への影響があります。

・日中、ボーっとしている、常に疲れ切っている

・授業中の居眠り

・集中力がない(学力はもちろん交通事故の懸念も多い)

・身長体重が増えない

・多動性障害(ADHD)様とされる注意散漫

・学習障害、学力低下、言語発達の不良

・夜尿(おむつが破裂するほど)

・食欲の低下または食欲増加(睡眠時に大量のエネルギーを消費するため)

・眠気を払うための異常行動、感情障害

などです。

そして、我が家の場合ですが、手術をしてから驚くほど症状が改善し、

授業中に寝なくなったし、集中力も付いてきたし、会話のテンポも速くなってきたし、身長もグンっと伸びました!!

なぜ、睡眠がこんなにも子どもの発達に多くの影響を及ぼすかというと、低酸素(酸素が足りない状態)と正常な酸素状態を繰り返す状態である慢性間欠的低酸素になっているからです。

そして、大阪大学での【小児閉塞性睡眠時無呼吸症候群の脳発達への影響の解明】の研究報告では、慢性間欠的低酸素が神経障害および神経ネットワークへの影響が生じることを明らかにしています。

参考文献:https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20K07736/

耳鼻科の医師の中には「小児無呼吸症候群は、どの病気よりも1番子どもの発達に影響を与える」と言っている人もいます。

ご自身のお子様や園児さんで、イビキや呼吸で気になる症状がある場合は、経験者として即診察をおすすめいたします。

そして、以前は息子の呼吸が止まっていないか、何度も確認していたので私もきちんと睡眠がとれていなかったのですが、息子が夜きちんと眠れるようになってから、私もきちんと眠れるようになりました。

眠れなかった頃と比べて、肌荒れの治りが早くなったり、日焼けの戻りが早かったり、些細なことでイライラして自己嫌悪に陥っていたけれどそれが減ってきたり、と睡眠の大事さを改めて実感しています。

睡眠は大切とわかっていても、育児中、特に幼い子の親は万年睡眠不足だし、早朝出勤が多い保育士さんたちは就寝・睡眠時間が不安定になりがちですよね。

そこで、睡眠の質をUPするお話をしたいと思います。

2.睡眠は量より質

.。o○。睡眠は最初の3~4時間が大事o○

美肌成分の生成を促進してくれる成長ホルモンは、寝ている間に最も多く分泌されます。

成長ホルモンは、新陳代謝を促し、日中浴びた紫外線ダメージを修復してくれます。

また、睡眠ホルモン=メラトニンは強力な抗酸化作用があり、肌の老化を遅らせます。その効果はビタミンC/E以上といわれています!

そして「睡眠のゴールデンタイムは22時から2時の間」という説を聞いたことある方も多いのではないでしょうか。

でも、それは間違いなのでご安心ください❤

参考文献:https://toyokeizai.net/articles/-/692935?page=4

1番大事なのは「質の良い睡眠」=「深い睡眠」です。

深い眠り(ノンレム睡眠)は、睡眠の前半の3~4時間に多くみられます。深い睡眠をとることで、脳も休息できるのです。

質の良い睡眠のためにできることはたくさんあります。

例えば「お風呂は睡眠1~2時間前に40度ほどの湯舟に浸かる」「お昼寝できる隙に15~20分だけでも眠る」「ハーブティー」「寝る1時間前からはスマホを見ない」などは皆様もよくご存じのことと思います。

※以前、書いたハーブティーは天然素材の万能薬も是非ご覧ください。

http://kompeitou.com/column/herbtea/

私が特にお試しいただきたいのは、寝る前にスマホなどの電子機器を見ない=デジタルデトックスです。

電子機器の画面が放つ光ブルーライトは、人間の目でとらえられる光線のなかで一番エネルギーが高く、見続けていると交感神経が興奮し、目が冴えてしまいます。

そして1番の理由はメンタル面です。私も経験したのですが、育児中に子どものことで気になることがあるとすぐにスマホで検索しませんか?

言葉が遅かった息子なので「3歳 言葉 遅い おかしい」だったり「子ども 急に話す ありえる」などで検索し、気づけば2~3時間なんてあっという間

タチが悪いのは、そのようなときって何故かマイナスな言葉しか目に入らないから、余計に落ち込んで落ち込んでメンタルはボロボロだし睡眠不足になるし…と負のループでした。

仲良しのママ友は「SNSでキラキラ育児を見て【自分はダメなママだ】と落ち込むのに、それでもSNSを見るのを止められなかった」そうです。

ダメとわかっていてもやってしまうのは人間だから仕方がない。なので、私は息子が寝たらスマホとPCは夫に渡して、強制的にデジタルデトックスができる環境にしました。

すると睡眠時間は増えるし、悩む材料も増えなくなるので、日中もニコニコ過ごしている日が増えたと家族から言われました!

特に、夜にまとめて寝る時間のない子育て中のママパパさん「お昼寝」しましょう💤

家事しないと!仕事しないと!子どもの行事の準備しないと!やることは山積みですが、まずは自分の身体やメンタルが健康でないと何も始まりません

睡眠は子どもの成長だけではなく大人の美容、健康、メンタル…たくさんのことに影響を与えています。

睡眠不足だと大人も集中力がなくなるため、突拍子もない行動をする子どもの相手をするのも危険ですし、事故に繋がり兼ねません。

「ぐっすり寝たいから」という理由で周りに頼ってもいいのです。

家族や友達に頼ることが難しい方が多いこの時代、お住まいの地域の行政サービスに「睡眠不足でつらい」相談してほしいです。

想像以上に子育て中の睡眠不足は深刻な問題ですので、今一度、睡眠の大切さについて知っていただければと思います。

ぜひ、質の良い睡眠をとって子どもと楽しく過ごしましょう👍